年に一度の管理では税金の過払いに?
良隣の沖です。
帳簿管理による節税コンサルもお任せ下さい。
毎年確定申告の時期になると、慌ただしく領収書をまとめている方を良く見かけます。
年に1度まとめて1年分を整理する方が多いですが、「今年も税金が高いなぁ」と感じた事はありませんか?
実は1年分をまとめて申告する方は【 数十万円単位の税金 】を払い過ぎている可能性があります。
毎月の帳簿管理が節税になる理由
細かい話は抜きにして、所得を下げる為には売上と経費のバランスが重要になります。
では確定申告をするタイミングで、経費が少ない事に気付いた場合、そこから新たな経費を捻出する事は出来るのでしょうか?
タイムマシンでも無ければまず不可能ですね(笑)
つまり『年に1回まとめて整理する方法』では所得を管理できず、節税は不可能なんです。
節税をする為には、『毎月定期的に帳簿を管理する』事が大切になってきます。
例えば6月末の時点で所得が300万円あると判明した場合、そのまま順調にいけば年末には600万円近い所得になる予想が出来ますね。
これが非常に大事なポイントです。
600万円の所得が6月の時点で予想出来れば、残りの半年で経費として新たな事業投資をするなどの行動が取れるでしょう。
これが『毎月の定期的な帳簿管理のメリット』ですね。
節税がもたらす2重の節税メリット
では、次は何故2重のメリットになるかをお伝えしていきます。
確定申告で計上した所得の金額で計算される税金が2つあります。
- 所得税
- 住民税
この2つの税金は、所得に税率をかけて計算されるため、所得を下げる事が出来れば両方の税金が同時に下がります。
所得税は最低5%、住民税は10%で計算されるため、所得を100万円下げる事で、
所得税 100万円 × 5% = 5万円
住民税 100万円 × 10% = 10万円
この様に合計で15万円の節約につながります。
年間所得が増える事で所得税は高くなる為、所得を下げる事が更に大きな節税につながっていきます。
あなた自身で管理するのかプロに任せるのか
ではあなたも『毎月帳簿を管理』して、『売上と収支のバランスを適時確認』し、『事業投資のタイミングを計り』ながら、『ご自身のビジネスも精一杯取り組む』事を継続して実行していけるでしょうか?
恐らくなかなか大変かと思います(笑)
僕がクライアントさんに良くお伝えする項目の1つに、『餅は餅屋』という言葉があります。
特に個人事業主の方に多いのですが、職人気質であり、経営者気質ではない場合があります。
現場のプロと経営のプロは別の話ですね。
個人事業主であっても、全ての方が現場から事務から経営から全てのプロになる事は非常に難しく、【そもそもなる必要がない】と考えています。
事業主であるあなたは現場の事に集中して頂き、手間がかかる事務作業や判断が難しい経営の事については、プロに任せてみては如何でしょうか?
現場に集中する事で事業にいい影響が生まれ、必要な情報は任せているプロから聞き、最終的な判断だけご自身で下せば良いですね。
帳簿管理と節税のまとめ
それでは今回の記事をまとめさせて頂きます。
- 年に1回の管理では税金の過払いに
- 毎月の帳簿管理にて所得を事前に把握
- 所得が事前に分かれば節税対策が出来る
- 帳簿管理が2つの税金の削減につながる
- 難しい事はプロに任せ、事業に集中する
いかがでしたでしょうか?
確定申告は毎年必ずあり、支払う税金を左右する非常に重要な作業になります。
ぜひ上記の内容をご理解いただき、ご自身の事業を更に大きくしていくきっかけになればと思います。